私は現在WEBの制作会社に務めていますが、その中で面接なども対応しています。
今回は私が面接をした際に見るポイントや必要な技術について説明します。
現在WEBサイトのコーディングを勉強してWEB制作会社に就職したい方は参考になると思います。
職業訓練所卒の現状
職業訓練所を経て面接に来る方はとても多いのですが正直、職業訓練所に行ったからといって採用するケースはほとんどありません。
大半の方が職業訓練所で作成したポートフォリオを持参してきますが、私はこのポートフォリオのコードを確認した際に、現場ですぐに使えるコードを書けている人を残念ながらほぼ見たことがありません。(ちなみに私が勤務している制作会社ですが良くも悪くも平均的なレベルの会社です。)
なぜか?それは職業訓練所で教える技術が古い場合が多いからです。
職業訓練所卒はダメなのか?
職業訓練所を卒業した方がすべて落ちるわけではありません。
実際に私は職業訓練所を卒業し面接に来た方を採用したケースもあります。
その方達に共通することは現場で使える技術を知っていて勉強しているということです。
完全に使えなくても良いですが少なくとも知っていてその技術について現在進行系で勉強している方、こういう方の場合、私は積極的に採用しています。
前置きが長くなってしまいましたが、今から現場で必須の技術を紹介していきます。
現場で必須の技術① 「WordPress」
これはほとんどの方が聞いたことがあると思います。
WordPressとはブログやサイト制作などができるCMSの1つで無料で使えます。
WordPressはオワコンだとか言われていますが実際には全然使われています。
確かに近い未来WordPressは必要なくなるかもしれません。ですが現時点では普通に使われていますし新規でWordPressの案件はガンガン来ています。
これらを踏まえると現時点ではやり必要な技術になります。
今はWordPressの参考書や構築の方法などわかりやすく説明しているコンテンツは山程ありますから勉強することをおすすめします。
現場で必須の技術② 「Sass」
Sassとは「Syntactically Awesome StyleSheet」の略です。
簡単に言うと「CSSをさらに拡張して、より効率的に書けるようにした」ものです。
Sassを使うことにより作業効率がアップし、メンテナンス性が上がります。
このSassを使用している制作会社も多いと思います。
一部、SassではなくLess, Stylusを使用しているという企業もありますが基本的な概念は一緒なのでSassを勉強すればLess, Stylusなども理解できます。
Sassに関しての記事を書いたのでこちらも参考にしてみてください。


現場で必須の技術③ 「gulpやwebpack」
gulpとは、タスクを自動化するツールの一つで、先程説明したSassをcssへコンパイルしたり画像を圧縮したりする際に利用します。
webpackとは複数のファイルを1つにまとめる際に利用します。
gulpやwebpackについては未経験の方にはとても難しく感じると思います。
ですが現場ではgulpやwebpackなどを導入している場合が多く、私の会社でも使用しています。
gulpやwebpackについては使いこなせるまではいかなくても良いと思いますがどんな技術なのかということぐらいは理解しておいた方が良いでしょう。
まとめ
今回紹介した技術は現場では必須の技術になりますが、未経験の方が全て理解する必要ないかもしれません。
ですが勉強すること、これがとても大事です。私はこの勉強しているかという点をとても重要視しています。
仮に就職できた場合も勉強することはとても大事で、逆に自分で勉強できないとすぐに技術についていけなくなります。
この勉強を続けることができずに挫折していく方を私はたくさん見てきました。
就職がゴールではありません、就職してからがスタートになります。
まずスタート地点に立てるようにコツコツ頑張っていきましょう!